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2015年3月11日 (水)

2015年の3月11日に際して

 今日も、それぞれしっかりやってゆきましょう

 

 この日に際してはひと言(手抜きじゃないよ)、山形文化遺産防災ネットワーク発足宣言。

 そろそろ東日本大震災を踏まえた宣言も必要かなあ…と思いながら。

山形文化遺産防災ネットワーク発足宣言

 豊かな自然に恵まれた悠久の歴史文化の土地、ここ山形は、これまで大きな災害に見舞われることは、幸いにも多くはありませんでした。しかし、昭和39年の新潟地震、昭和42年の羽越水害、山形の気候による雪害や雷による災害は、身近な被害として県内で語り継がれています。災害は決して無縁なものではありません。 

 いつなん時に起こるか分からないのが自然災害、たとえそれがどんなに大きなものであっても、私たちは災害から「命」を守り、地域で助け合う方法を考え、行動し、乗り越えていかなくてはなりません。いまあるどの地域も、そうした先人の弛まぬ歩みによって築き上げられてきたのです。

 先祖の生きた証であり代々受け継いできた地域が誇りとする景観や固有の文化遺産が、これまでの各地の災害において懸命な取り組みの中においても失われてきたことは確かです。しかし、文化遺産は、地域にとって災害後に復興を生き抜いていくために大切な「こころ」の拠りどころ、たからというべきものであることもまた、被災の経験から明らかになってきました。まさに、これまでの教訓を学び、来るべき災害から地域の宝ともなっている文化遺産をいかにして守るか、を考えることは現代に生きる私たちに課せられた責務にほかなりません。

 災害時においては、人命や財産を守るための行動を起こすことは当然として、文化遺産も含めて救済しなくてはなりません。災害という尋常ならざる状況下で困難であろうこうした取り組みには、多くの仲間と助け合いが大切です。このような連携を生み出すには日頃から地域における文化遺産の存在情報や保存状況を確認するとともに、災害を想定した救済訓練も重要です。また、県下および県外の近隣地域との災害における相互支援・応援体制・情報の共有も必要です。

 「山形に根づいている文化遺産を災害から守りたい」と志を同じくする私たちは、日常的にゆるやかな連携をつくり、絶え間なく活動を続けていくこと、日常から万が一の災害時に至るまで文化遺産の保護・継承活動を多くの仲間と進めることを目的として、ここ山形県立博物館講堂にて「山形文化遺産防災ネットワーク」の発足を宣言します。

2008年1月25日

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