米沢市内での文化財被害について
米沢市の文化財被害の様子についてお知らせいただきました。
これまで入っております米沢市の文化財の状況を簡単に報告します。
①米沢市教育委員会所蔵(米沢市埋蔵文化財資料室)の土器類の破損88点
②国指定登録有形文化財上杉神社稽照殿の被害が大きい。
なお、上杉神社周辺は、文化財とはなっておりませんが、神社鳥居が破損、上杉記念館の門が倒壊するなど大きな被害が確認されています。
③国指定重要文化財旧米沢高等工業学校本館のき損(内部のしっくいの壁やガラス窓を中心に多数のヒビや割れ)
④林泉寺の石灯籠や墓石の倒れ(上杉家墓所所長の情報で、当方では未確認)
山形での文化財被害について
①山形では、外観で被害の目安と出来るような瓦屋根がありませんので近づいていかないと被害の様子がよくわかりません。
②雪解けが進みつつあり、石造文化財や寺社の被害が明らかになりつつあります。
③各地と同様に、地盤等の理由によって被害の出方にばらつきがあります。細かく見る必要があります。
この間、ガソリン状況の悪さ、稀に見る寒さの3月、土日の天候が悪いことが重なって、県内の調査は不十分です。3/26会合でも課題になりました。
ボランティアベースで出来ることには限りがありますが、ほんの小さなことでも被害の確認に結びつくことがありますので、お近くの様子をお知らせいただければと存じます。
よろしくお願いいたします。
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